【完全初心者向け】助成金の始め方
「助成金が受給したい。これから情報を得たいけれど、いったいどこから手を付けたらいいんだろう・・・。頑張って探す気持ちはあるけど探す手順がわかりません。具体的な方法を教えてください。」
こういった疑問に答えます。
【完全初心者向け】助成金の始め方【1か月で達成できます】
・@助成金の基礎を理解
・A現状の把握:自社の現状を把握
・B自社の運用と助成金を照らし合わせる
・C申請手続き
本記事では「これから助成金を探したい、又は使える助成金はないのか知りたいけれど、どこから手をつけていいか分らないよ」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、「助成金の基礎と、これから自分の会社で取り組むべきことがイメージできるようになると思います。
僕自身も、「助成金が取得できる会社の経営者には会ってはいても、準備不足だったり、もう既に取り組んだ後にお会いしたりして、もう少し早くお会いしていれば対応できたのに・・・」という事例がありました。控えめに言って、助成金を受給することをお手伝いしてきた僕が、助成金に感謝の気持ちを込めつつ、記事を執筆します。
動画でも解説してます♪
それでは、さっそく見ていきましょう。
@助成金の基礎を理解
先ずは、助成金についての基礎知識が必要です。
助成金は返済不要のものです。
助成金の財源はどこなのでしょうか?
それは、
「労働保険料」
です。
ですから、労働保険料の支払いや法定帳簿の適法な備え付けが求められます。
更に、雇入れに関する助成金に関しては、最近の離職状況も問われます。
・労働保険の適用事業所であること
・労働保険料の滞納がないこと
・就業規則(又は労使協定等)や法定三帳簿(出勤簿・賃金台帳・従業者名簿)、雇用契約書等の備え付け
・雇用保険の適正な手続きがされていること
・社会保険(健康保険・厚生年金)の適正な手続きがされていること
・最近6か月以内に会社都合で解雇した従業員がいないこと
・会社役員に過去5年間において他の会社で助成金の不正受給に関与した役員がいないこと
・過去1年間に、労働関係法令違反により送検処分を受けていないこと
・反社会的勢力や風俗営業関係事業主でないこと
助成金と補助金を同じものと考えている方もいらっしゃるようです。
助成金と補助金の違い
助成金 | 補助金 | |
---|---|---|
管轄省庁 | 厚生労働省など | 経済産業省など |
代行できる人 | 社会保険労務士のみ | 指定なし |
支給要件 | 申請要件が満たされれば支給される | 数が限定されている |
補助金については、経済産業省や中小企業庁の国庫を原資とするものです。
売上や利益の数字等を提示する必要があります。
この質問も、よくいただきます。
結論は、ほとんどの助成金が助成率という掛け率が存在します。
ですから、支出した額と同額が助成されないのが多いです。
「助成金の支給タイミングはいつなの!?」
助成金は最後に助成されるケースがほとんどです。
流れは
会社が支出したり、取組や採用して、その後に支給申請して助成されます。
A現状の把握:自社の現状を把握
・賃金台帳
・出勤簿
・従業者名簿
・年休簿
風俗営業等事業主は非該当になります。
受給対象にならない主な要件
・労働保険料の滞納をしている
・過去3年に助成金の不正受給をしている
・暴力団関係事業主
・倒産している
・帳簿の備え付けをしていない
・解雇した経緯に問題があった(6か月前から1年前)
B自社の運用と助成金を照らし合わせる
助成金受給のために、会社の方向性を変えるのは「ナンセンス」です。
社長の今後のビジョンはどのようなものでしょうか!?
上記の受給できない状況でなければ、助成金の受給は可能性があります。
「人を雇いたい」
「教育制度を充実させたい」
「働き方改革を取り入れたい」
「社員のモチベーションをあげたい」
「設備投資して、効率化させたい」
社長の今後のビジョンはどのようなものでしょうか?
C申請手続き
・取組が必要な場合は、申請後に取り組む必要があります。
・設備投資の場合は、契約前に申請が必要になります。